目標達成に向けて必要な「3つ」のステップ
目標を達成するためにはどのようなステップが必要でしょうか?この記事を読むことで目標を達成する上で必要なステップとその順序、中でも9割の方が抜けてしまっている重要なステップについて理解することができます。これを知れば目標に対して挫折をしている人の大半がぶつかる壁を理解し、乗り越えるきっかけを掴むことができます。
しっかり理解すれば目標を作ってもすぐに「諦めてしまう人」から、常に目標に向かって前向きに取り組み、継続して「行動できる人」に変わることができます。
早速見ていきましょう。目標達成に向けて必要なステップは3つで次の通りです。
- ステップ1:とにかく目標を作る
- ステップ2:目標を随時見直し、変えていく
- ステップ3:目標に向けて行動をする
え?と少し拍子抜けするかもしれませんが、全てのステップを順序立ててきちんと踏んでいくことがポイントです。特にステップ2が抜けていることが挫折の最大の原因になります。
では一つずつ見ていきましょう。
ステップ1:とにかく目標を作る
目標を達成するためには目標がないといけませんよね?当たり前過ぎて逆に驚いているかもしれないのですが、ここでお伝えしたいことは「順序」と「ウェイト(重さ)」の問題です。前回の記事でも書いたようにこの「目標を作る段階」でつまずく人が多いのですが、実際のところここはつまずく必要がないステップです。目標はまず一個、とにかく作ってしまえばいいです。ポイントは最初から綺麗な丸い形をした、100点満点の目標を作ろうとしないことです。ゴツゴツとした粗い目標でも良いので一つ作っていきましょう。
方向性が全く違っているのは困りますが、ある程度自分が納得できるもの、出来としては60点くらいのもので結構です。いや、30点でも何も目標がない0点の状態よりはましだと思ってください。
ここでおさえて頂きたい点は「目標がないと何も始まらない」のでまずは一つ作って最初の一歩を踏み出すということです。このファーストステップさえ取ってしまえばあとは調整しながら進んでいけばいいのです。具体的な作り方についてはコツさえわかれば誰でもできます。後の記事で詳しく伝えていきますが、とにかく目標を作ること。これが第一ステップだと理解しておいてください。
- 目標達成に向けてのステップ1:とにかく「目標をつくる」こと
- 目標「作り」の出来は100点ではなく、60点程度で良い。最初から「完璧」を目指さないこと
- まずは作ってそこに向かって行動をはじめ、並行してに目標の「調整」をすれば良い
ステップ2:目標を随時見直し、変えていくこと
ステップ1で目標を作り、歩き出したら次のステップが大事です。最初はとにかくゴツゴツした粗い目標で良いと伝えましたが、その理由はまさにこのステップにおいて目標を随時見直して少しずつ良いものに変えていけばよいという考えから来ています。前回の記事で言えば目標を植物に例えて少しずつ水をやって育てていくステップとなります。
大事なポイントとして、このステップは随時、取り組んでいる間はずっと続けていくということです。つまり次に話す目標に向けて行動するステップ3と同時進行で行うということ。これが何よりも理解して頂きたい点です。この2つのステップが目標を達成する上で必要な取り組みの90%を占めると思っておいてください。ステップ1の作る箇所は10%程度で、その後その目標をしっかり見直して少しずつ良くしていくことがとても重要になってきます。この見直す理由として以下の2つがあります。
- 少しでも行動につながるような「質」の良い目標に変えていくため
- 時間の経過や環境の変化と共に価値観が変わっていくことに対応するため
①は既にお伝えしたように「作るステップ」でつまづかないようにするという狙いと、実際に取り組みを始めてから新しい気づきや思うことが出てくることも多いので、それを目標に反映できるという狙いがあります。②はこちらの記事でも書いたように 価値観は時間の経過や環境の変化によって変わります。それに対応するためにも目標は「作って終わり」ではなく、随時見直して変えていく必要があります。要はパソコンのOSやソフトを更新していくようなイメージで、目標を今ある「最新の価値観」に合わせてアップデートしていく必要があると思っておいてください。
目標を持っても続かない、すぐに飽きてしまうという方は自分がダメな人間だとか、何事も続かないとか、飽き性だと決して思わないでください。このようなことで私もよく相談を受けますが、声を大にして言いたいのは、ほとんどの場合、その人の人間性が原因ではありません。目標に対する取り組みが続かない最大の理由は、目標に関連する価値観が変わってしまっているということです。例えば昨年に目標を作ってそこに向かって頑張っていたとして、最近どうも乗り気じゃない、モチベーションが上がらないと感じたとしましょう。それでも同じ目標に向かってなんとかしがみつこうとしても、その先長くは続かないという結果は目に見えています。なぜなら「最近乗り気じゃない」、「モチベーションが上がらない」理由として1年前に目標を作った時と今持っている価値観にズレが生じているのです。つまり1年前はその目標に対して「価値」を感じていたから目標として掲げたのですが、1年後に同じようにその目標に価値を感じられなくなっているのです。要はその目標に対する「価値」が下がってしまっているのです。そこまで価値を感じない目標に対して取り組もうとしてもモチベーションを維持できるでしょうか?どんな人でもこうなってしまうと続けるのは難しくなってきます。
こういった理由からも目標は常に見直してアップデートしていく必要があるのです。変えていくと言っても白い目標が黒くなるわけではなく、少しずつ、「部分的」に変わっていくという場合がほとんどです。でもその「少しずつ変えていく」ことがモチベーションを維持し、目標に向かって取り組むための継続の力をもたらしてくれるので非常に重要なことです。
ここを理解すると目標への取り組みで挫折する人のほとんどぶつかっている壁を乗り越えることができますのでぜひ押さえておいきたいところです。
さて目標をアップデートするといってもどのように見直して変えていくか?これについては自分なりの方法を持っておくと良いですが、一つ意識するべき点は価値観が変わった時、それをなるべく早くキャッチするプロセスを自分なりに持っておくということです。
先ほど伝えたように価値観が変わって放置しておくと、段々と「ズレ」が生じていきます。そうすると価値観が下がってしまっている、今の自分が望まない目標に対して取り組むという「無駄な時間」が発生しますし、モチベーションの低下にもつながってしまいます。これを避けるためにも、目標に関連する価値観が変わった場合はなるべく早くそれをキャッチして、その変化を目標に反映することが大事となります。この方法についてはまた別の記事で具体的に紹介します。
- 目標達成に向けてのステップ2:目標を随時見直し、変えていくこと
- これをステップ3の「行動する」と同時進行で取り組みことが大事
- 見直すべき理由:
- 少しでも行動につながるような「質」の良い目標にしていくため
- 時間の経過や環境の変化と共に価値観が変わっていくことに対応するため
- 目標を今ある「最新の価値観」に合わせてアップデートしていくことが継続の秘訣
- 価値観が変わった時、それをなるべく早くキャッチするプロセスを自分なりに持っておくこと
ステップ3:目標に向けて行動をする
目標を作り、その目標を随時見直し、メンテンナンスすることについて書いてきましたが、最後に目標を達成する上で大切なことは実際に「行動」することです。当たり前といえば当たり前ですね。
良い目標は、見ると「行動したくなる」ような目標です。行動を促し、あなたの味方になってくれるような目標こそが「質」の高い目標だと言えます。そんな目標を作るためにステップ2で少しずつ目標を改善させ、さらには今の価値観に合わせてメンテンナンスをしていけば自ずと行動に繋がっていきます。つまりステップ2がしっかりできていると、ステップ3に自ずと繋がっていくということです。そういった意味でもほとんどの人が抜けているステップ2をしっかりこなすことがカギとなります。
ここでもう一つ目標の取り組みに対して挫折をしてしまう最大の要因があります。それは「日常生活」の悩みです。どんなに質の良い目標を持っていても日常生活が不安定で様々な問題を抱えていたり悩んでいる場合は目標への達成は遠のいてしまいます。要は日常生活の出来事に阻まれて「行動」が止まってしまうことです。
どうしても人は遠い目標よりも日常で起きている問題に意識がいきがちになります。目の前で何か起きている場合、それをどうにかしないとと思ってしまい、「目標どころではない」と目標への取り組みを外をへ追いやってしまいます。やがて目標の存在が薄れ、「忘れ去られてしまう」ということはよくある話です。
そうならないためにも「日常生活の安定化」に取り組むことは非常に重要となります。問題が起きないように予防をしておき、問題が起きた場合でもなるべく早く解決し、安定化させる必要があります。同時にどんなことがあっても必ず目標に対して取り組む時間と気力を確保するという意識を持ち、これを実現するために自分なりに工夫をする必要があるということだけ覚えておいてください。メンタルの強化や心を強くすることもここには含まれます。
私が行っているコーチングでは、目標への取り組みをサポートする他、この日常生活の安定化についても非常に力を入れています。その理由として日常生活の安定化に向けて自分なりにケアできる術を持っておかないと、長期的な目標に取り組むにあたり大きなリスクがつきまとうからです。日常生活における人間関係の悩みや、自分の気持ちが安定しない場合などは自己啓発を行う、信頼できる人に相談する、コーチング・カウンセリングを依頼するなど何からしらの対策を取るべきでしょう。
以上、目標を達成するための3つのステップについて説明しました。ステップそのものはシンプルですが、これを理解しているのとしていないのでは目標を達成する上で雲泥の差が出ますのでぜひ押さえておきましょう。
この記事を読んで理解できたならば目標を作ってもすぐに「諦めてしまう人」から、常に目標に向かって前向きに取り組み「行動できる人」にほぼ変わりつつあると思っておいてください!
- 目標達成に向けてのステップ3:目標に向けて行動をすること
- 「質」の高い目標は見るだけで行動をしたくなる。行動しながら目標を質を高めることを並行して行うのが大切
- 日常生活を安定化させることは目標達成において非常に重要。自分なりにケアできる術を身に付けることが大事
人生の目標の作り方 ページまとめ
- 人生の目標の作り方① 「目標」ってそもそも必要なの?と思っている方に伝えたい「掃除機」のお話
- 人生の目標の作り方② 目標は何をベースに作るべき?美味しい目標を作るために必要な「材料」の話
- 人生の目標の作り方③ 「質」の良い目標は「じっくりことこと」作る必要がある理由
- 人生の目標の作り方④ 9割の人が知らない目標達成に向けて必要な3つのステップ
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